| 会長挨拶 ライオンズクラブ訪問記 松戸ロータリークラブ会報 平成9年3月12日号より) 稲葉八朗 |
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昨年石井ガバナーは公式訪問でポール・ハリスの墓地を訪れた時の話をされ、ポール・ハリスが現在ライオンズの創立者、メルビル・ジョン(元テキサス・ダラスRC)と、その同じ墓地に眠っていることに深い感銘をおぼえた、という話をされた。 また本年度開始直前の地区協議会において、長島現ガバナーはライオンズクラブについて 「世界においてライオンズクラブはロータリークラブより25万人多い。こうした現実を単に『質が違う』などと言い切るところにロータリアンの傲慢さがあると思います。ロータリーで不偏のもの・毎週例会・1業種1種を維持しながらも、我々はライオンズクラブの合理性・柔軟性を大いに学ぶ必要があると思います・・・」と述べた。 ロータリーと並び称されるライオンズであり、かねてから認識は少なからざるものがあったのだが、考えてみれば詳しくはなにも知らなかった。 しかし、新旧ガバナーの話はかなり耳にこびりついており、本年度のクラブでの立場上、それでは一度ライオンズクラブを訪問してみようと思いたった。 LIONSという名称は、 Liberty Intelligence our Nation's Safety 自由を守り、知性を重んじ、われわれの国家の安全をはかる、の頭文字をとったものである。 松戸には6つのライオンズクラブがある。 昭和39年に創立された親クラブ、松戸ライオンズクラブの本年度の会長は山野辺さんという二ツ木にある工務店の社長で、かつて一緒に市の委員をしたので面識がある。また会員には顔見知りの旦那方も多く、その点気楽な訪問だ。例会は第2、第4木曜日の6時半からで、時間は1時間半(※ロータリーは1時間)。 会場は伊勢丹 11Fのバンケットルーム。 なんでも初体験には新鮮な感激があるものだ。 他クラブに訪問できるロータリーのメーキャップ制度の良さはわかっているが、今回は初めてのライオンズ訪問。見るもの、聞くものなんでも目新しく、好奇心が高まる。 メンバーは60名を超えるが、出席者は40名ほどか? 顔見知りのメンバーも、ライオンズの会場で小生と出会うことにちょっと驚いた様子で「あれ?どうしたの?」という顔をしながらも歓待してくれた。 山野辺会長が点鐘、ライオンズの歌で例会が始まる。ライオンズの歌はなかなか勇ましい。
自由を守り、知性を重んじ、われわれの国家の安全をはかる、という基本理念をそのまま歌にしたものだ。漠然とした感のするロータリーソング「奉仕の理想」に比べて、「自由・デモクラシー国家」を前面に立て、具体的でわかりやすく、後発(大正6年創立)の団体の意気込みを感ずる。特に3番の「命と名誉と富かけて、戦の魔手より国を守る」とはなかなか勇壮なものだ。 続いて「ライオンと呼ばるる人」の朗読。 朗読担当は駅前の辰正堂書店の村田さん。
例会毎にこれをやってばいつかは暗記できる。 日本語として馴染めない、おかしな翻訳で、いまいちポピュラーになっていない「ロータリーの綱領」(暗記している人は少ないんじゃないか?)に比べて、流れるような文と同時に、内容もこれまた具体的で理解しやすく、且つ感動的だ。日本ロータリーの英文の翻訳は固くるしい。一考を要するのではないか。 続いて「本日はテール・ツイスターが全員休みですので・・」と進行係が「ドネーション」を披露。 「ドネーション」とはロータリーで言うニコニコで、ニコニコ袋にあたるドネーション ポケットという袋にメッセージを書いて寄付する。 「テール・ツイスター」とはロータリーにおける親睦委員か?ドネーションのメッセージの披露を担当するようだ。 ネコ化の動物・ライオンは喜んだ時、尻尾を震わせて喜ぶことから、いいことがあった時、お祝時のドネーション(寄付・ニコニコ)の披露を担当するとのこと。 奉仕活動は「原則として」このドネーションの蓄積で行い、会費はクラブ運営費に充てることは「ロータリーの原則」と同じ(ロータリーではこの原則が案外守られていない。会費の一部、また半強制的な寄付によって奉仕活動費がつくられることもある)。 会長挨拶は本年度は地区ガバナーを松戸ライオンズから出しているので(浮谷さん)地区大会に向けての話。おそらく忙しさの真っ只中だろう。 スピーチの時間を頂いたので長島ガバナーの言を借りてライオンズを称え、またロータリーの創始者ハリスとライオンズの創始者ジョンが今は同じ墓に眠っているという昨年の石井ガバナーの公式訪問時のお話の一節も使わせてもらった。 本日の訪問は、ロータリーにいればこそ可能となったことである。それにハリスもジョンも元々は一緒の仲間だったのだから、交流するのは当たり前の気がする。ロータリークラブメンバーにもライオンズ訪問を薦めるゆえ、ライオンズからもおおいにロータリーに遊びに来ていただきたい旨をお願いした。 せっかくの機会だからRとLのコミニュケーションに努めたつもり(もちろんメーキャップとは関係ないが)。幹事報告のあと食事。 松戸ライオンズの例会は月2回とも夜間なので、ビール、ウィスキー、酒がつく(時間内で飲み放題?)。当日の食事は伊勢丹「治作」の鳥飯弁当に刺身、吸物。 知り合いが「お客様」にお酌に来てくれるのでついついビールがはずんでしまう。 食事と雑談。夜間例会、そしてアルコールもあって、楽しませていただいた訪問だったが、終了の時間が来た。ライオンズは例会終了時には「また会うあう日まで」を歌う。
ちょっとセンチになる歌詞だ。 例会終了の点鐘後、会長の「では本日のお客様をお見送りいたしましょう」の声で、メンバーより一足先に、全員の拍手に送られ会場を出る。(ライオンズのビジターの送りかたとのこと。うれしいがちょっと照れる) RもLも元は同じアメリカ生まれ。 プロテスタント倫理の同工異曲。 しかし初のライオンズ訪問は大いに刺激された1時間だった。
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