聖書の呼ぶ声
キリスト教歳時記 2010 7月号

2000年(平成12年)以来歳時記をお借りしている聖書の呼ぶ声はカトリックのホームページです。

青山学院はプロテスタント(メソジスト)ですが、聖書を全人類の大いなる遺産であり、希望である、として聖書研究の成果をインターネットで発表して下さっている「聖書の呼ぶ声」は、キリスト教徒でなくとも、聖書に興味を抱かせてくれるページと思い、歳時記、ほかを御紹介させていただいております。






7月は祭日がありません。典礼上、祝日より上位の祭日は特に、その土地、その時代の風土、習慣を起源として祭の日となりましたが、教会の暦の骨組として、キリストの生涯の主な出来事を一年周期に記念し、生活と信仰の一致のあかしとしています。降誕祭、復活祭は大祭日として知られていますが、この外聖霊降臨祭、聖母被昇天祭など、今年は計十七の祭日があります。
7-3
7月3日は『聖トマ使徒』の祝日です。
3 使徒聖トマは、見なければ信じないと言った近代的な実証主義者であると共に、またイエスを『神』と信仰宣言した使徒で知られます。

7-3-25

『聖トマス』 J・ラ・トゥール

グレコ「聖大ヤコブ」1597-1603 油彩
Museo de Santa Cruz, Madrid

トマス:復活をなかなか信じなかった厭世家  復活を信じないトマスの前にイエスが現れ、自らの傷口に触れさせる
参照:『西洋絵画の主題物語 T聖書編』 美術出版社





記念日は、11日が聖ベネディクト修道院長、15日がフランシスコ会の総長でもあった教会博士聖ボナベントゥラ、22日がマグダラの聖マリア、26日が、聖マリアの両親・聖ヨアキムと聖アンナ、29日がベタニヤのマリア(マグダラのマリアと同一視される)の姉の聖マルタとなっています。
7-22




7月22日のマグダラの聖マリアの記念日では、聖書は雅歌(3・1〜4a)が読まれます。カトリックの典礼で雅歌が読まれるのは、このマグダラのマリアの記念日と、待降節中(2・8〜14)の2回です。イエスを恋人のように慕い求める私たちの気持ちを表現します。

サヴォルド[マグダラのマリア]1530
The National Gallery, London














3:1

夜ごと、ふしどに恋い慕う人を求めても/求めても、見つかりません。
3:2


起き出して町をめぐり/通りや広場をめぐって/恋い慕う人を求めよう。
求めても、あの人は見つかりません。
3:3

わたしが町をめぐる夜警に見つかりました。
「わたしの恋い慕う人を見かけましたか。」
3:4


彼らに別れるとすぐに/恋い慕う人が見つかりました。
つかまえました、もう離しません。
母の家に/わたしを産んだ母の部屋にお連れします。
マグダラのマリヤについては、「イエスの真の理解者は女性」を参照。
雅歌については、「雅歌・禁断の書?」を参照。
(『聖書の呼ぶ声』より)
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「妹(マグダラの)マリアを非難するマルタ」 オラツィオ・ジェンティスキ
1620年ごろ キャンヴァス アルテ・ピナコテーク ミュンヘン
7-25
7月25日は『聖ヤコブ使徒』の祝日です。
聖ヤコブは、使徒ヨハネの兄弟で、大ヤコブといわれ、殉教して、スペインのサンチャゴにその遺体が安置されて、巡礼地となっています。
ガリラヤの漁師の子で福音書記者聖ヨハネの兄。「雷の子」と呼ばれるくらい激しい性格ので使徒のうちでもキリストに近い人です。


グレコ[聖大ヤコブ]1597-1603 Museo de Santa Cruz, Madrid
arnibal

聖書の呼ぶ声       

主は国々の争いを裁き、多くの民を戒められる。
彼らは剣を打ち直して鋤とし、槍を打ち直して鎌とする。
国は国に向かって剣を上げず、もはや戦うことを学ばない。
イザヤ書2・4

聖書は全人類の大いなる遺産であり希望です。.
決して教会の独占物ではありません。
その万人の宝を、現代的視点で 読み直すと、その時代の証言としての「聖書の声」が聞えてきます。
聖書は人生に似ている。
聖書とは、宿題を投げ与える本である。
―― 遠藤周作 「私のイエス」より 聖書の呼ぶ声 まえがきより

聖書は全人類の大いなる遺産であり希望です。決して教会の独占物ではありません。
その万人の宝を、現代的視点で 読み直すと、その時代の証言としての「聖書の声」が聞えてきます。
聖書は人生に似ている。聖書とは、宿題を投げ与える本である。――遠藤周作「私のイエス」より

歳時記をお借りしている「聖書の呼ぶ声」はカトリックのホームページです。

青山学院はプロテスタント(メソジスト)ですが、聖書を全人類の大いなる遺産であり、希望である、として聖書研究の成果をインターネットで発表して下さっている「聖書の呼ぶ声」は、キリスト教徒でなくとも、聖書に興味を抱かせてくれるページと思い、歳時記、ほかを御紹介させていただいております。
編集画像挿入:青山学院校友会/千葉県東葛支部HP編集部

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